長いストローク: struo-stationery

このサイトほど長いストロークで情報を組み立てたことはなかった。1~2ケ月で体裁が整う様な物はやるつもりがなかったし、構想しているものが具現化するのは最低でも1~2年くらい時間がかかるだろうと思っていた。それぐらいのスパンでやらないと容易にコピー出来てしまうのではないかと。商品の一つ一つが一朝一夕で出来たものではないからこそ、他では真似できないクオリティで情報美がある自社サイトを構築すると決意。そこから3年が経った。
2019年くらいに一つの潮流が終わったと感じて、90年代ぐらいからあった認識が一気に限界を迎えたように思えた。リアルの延長上にWEBを構築するのではなく、WEBを起点にするイメージ。単純にフォーカスすれば良いという事より、ユーザーファーストを実現させるサイトにシフトしたかった。変化に対応する様に、計画ミスを補うように、元々計画されていないものへと演繹的に変化させていく限界を感じていたし、一つずつ構成要素を見ていくと本物ではある。画像のロールペンケースを筆頭に全ての商品がどの様に出来たのか記憶しているし、そのタイミングにも必然性があった。ただし、商品同士の関係が薄いのは否めない。
改めて変えるなら最初から前提があり計画されたもの、つまりは帰納的に変える必要があり、それが構想ではないかと考えたのだった。