二階建てのペンケース | Struo-stationery
ずっと同じ領域を観測していると、トレンドが動く時の風を感じます。集合的無意識といってよいのか、抜け目のない行動といってよいのか。推測ですが、今時クルトガやオレンズ等、高級シャーペンを持つ人口が増えていて、日常的なメイン筆記具であるシャープペンシルをきちんと保護しつつ、ざっくりスペースと仕切り付きの万年筆ケースが同居するようなイメージのペンポーチが必要でしょう。家の造りでいえば、中二階か、屋根裏部屋のある二階建て。万年筆中心ではなく、筆記具全般を相手にしているような総合型。革でやれば必然的に値段は張っていく作りですが、もはやそれ以外に欲しいものが見当たらない段階に来たか、縦の垣根が溶けて来た様に感じます。
思い出すのは小学校低学年で持ってたような角ばった箱型のペンケース。(物質感が硬く、ランドセルの場所をとるので早々に使わなくなった記憶があります。)今でも健在の様ですが、鉛筆削り器が内蔵されて両面が開くような造り。小学生のペンケースとして一度手にした記憶を刺激します。何となく"筆箱"の語源なのではないかと思っていますが、仕様的にもう少し生活に馴染み易くすると整理上手な高級筆記具ケースとして機能的な存在になるでしょう。
シャーペンの話に戻ると、ぺんてる・グラフギアからスマッシュ、オレンズ、ステッドラー925、クルトガ・メタル、ロットリング・メカニカルペンシル、パイロット・s20等色々ありますが、これらも万年筆と同様に1本ずつ保護したい要求がある様に思います。
シャープペンシルは単機能だとSSサイズ(10mm)が多く、サイズのバリエーションが少ないのが特徴的。SMサイズ(13mm)のクルトガ・ダイブのような例外もありますが、要するにメーカーがケースを量産しやすいんですよ。サイズ展開がなくてもよいので。生地系のペンケースは多機能な傾向があります。同様の造りを革に置き換える時にどうしても甘さが出るのですが、それを上手く吸収する力、基本の造りがSTRUOにはあります。
こういう情況を予測して大枠はすでに開発済み。ブランドとしてのアイコン金具があるので、もうすぐ手を付けます。(扉の画像を改良予定)