BOX式コインケース | struo-stationery

ボックスタイプのコインケースは何度も改良している。ミニサイズだけど、作り手の商品作りの方法がある程度は分かる。コインケース自体がコモディティだし、いつ存在が消えても不思議ではないアイテム。なのに、かれこれ何年も作り続けてる。財布なのか、もはや文房具の一つなのか。一口にボックス式と言っても色んなパターンがあるし、財布の機能の一部にもなっている。ボックス式のコインケースって何でコインが落ちないんだろうって思った事が原体験としてあるし、今でも不思議に思っている。クラシカルな馬蹄形のコインケースは何度も脚光を浴びるし、自分も10代に使っていた。特徴的な造りだけど、結構使いづらい。小銭入れは本格的な革小物の入門編みたいなアイテムで、現金決済が少なくなった今では役割として限定的になりつつある。海外で現金を持つ時、慣れていないので小銭の使い方が難しい。個人的には小銭をうまく使うと現地に少し馴染んだ感覚を覚える。他には、札入れの様なアイテムで、札入れを薄く持ちたいがゆえに、小銭を独立させることに意味がある。メイン(札入れ)の厚みを軽減できる。だからコインケースも必要であるって考え方も出来る。コンパクト財布はコインを入れようすると、薄く持つ事を主張するのは無理があるって見解になる。コインは異物と言っていいくらい、とにかく物質的で重い。余談だけど、コインケースで長年必ずやるべきと思っていた"貼り合わせて~mm""を決行した。簡単な様で造りに対する考え方が土台にあってこそ出来る。今後、ブックカバーなどの小物でもテーマになっていく。最近はデジタルノギスを使って厚みを計測している。