「輪ゴム」ミニマムなペンホルダー : struo-stationery

良いペン/万年筆があれば汎用的な樹脂ペンが不要になるのかというとそうでもない。ペンケースはペンケースの中でごつごつ当たっても良い樹脂軸や木軸、アルミ軸のペンを入れるので、その特性に見合ったペンは重宝するし、比較的安価なペンは気を使わなくていいところが良い。日本のメーカーを中心にデザインが優れたものも多い。これはそのままペンケースを販売する時の説明だった。
以前、万年筆を使用されるお客様が輪ゴムでまとめて4~5本の樹脂軸ペンを所持していて新鮮だった。瞬時に取り出せてさっと書ける軽い黒ペンというイメージで、その光景がとても効率的に見えた事に端を発する。ペンケースの中に入れる様なペンを持ち歩くのには、パチッと留めるゴム(的なモノ)だけがあれば良いのでは?という考えも脳裏をよぎる。一番簡単なペンホルダー。病院、役所、お店で筆記を求められる時、ペンを借りずにマイペンで過ごすのは難しい。余談ではあるけど、最近では借りる時に、借りたなぁという思いが湧く。そんな時、より簡単に持ち歩くペンがあっても良いと思える。
まだペンケースしか作っていなかった時、無意識に想定していたペンは主に樹脂軸や木軸のペンだった。つまり繊細な扱いを必要としないモノ。万年筆を想定し始めると必然的に筆記具同士を隔てる仕切りが必要になった。