スペースデブリ | Struo-stationery
スペースデブリ化を避ける様に、STRUOの軌道を変える道を選んだ5年前。(デブリと言えば原発のデブリを回収できるかどうかが廃炉における重要な課題だし、宇宙空間のデブリも先端問題になっている。)そして、順当にデブリ化は進んでいった。
本来、人や企業の行動の歴史は積みあがっていくべきもの。だけど、積み上げを感じ切れないケースも多いのではないか。当時は強みを生かし、不足を補い、見えないルールやトレンドを意識して取り入れた上で隙間にアタックすることでしか、デブリ化を防ぐ方法がなかった。
遡れば2018年頃は、画像を1枚ずつ白バックにするためにフォトショップで切り抜いていた。1個の商品に5枚のカットがあるとすれば、夜な夜な1個の商品をアップするのにどれだけの時間を費やしただろう。いや、当時も奇妙だなとは思っていた。商品をほんの少し改造したら、写真もまた同じ工程を踏んで用意するなんて(ありえない)。ましてモールの撤退なんて(ありえない)。
当時まだ完全に無駄と思えなかったからやっていた事も、今はツールで一分間もあればできる(一瞬とは言わないが)。後から思えば、単品通販しか、その制約を乗り越える方法はなかった。ただ、覚醒するための無駄っていうのは膨大になりがちで、最短ルートでなくてもデータが集まればいいというのが私の考えです。
今後、モノづくりの計画信仰の度合いは強くなると思う。まるで硬い板の上で一回転をしなくてはならない様な環境で、ケガが怖くてバク転を試みるモノは一握り。横一列になって実況付きで前転している。プロセス重視だし、無意識にもそうなっていく。その時、過去にリスクをとって開発した意匠や技術はより一層輝きを増していく。