合成写像 h(g(f(x))) | struo-stationery

"トポロジー"。「集合(gather)」とは"あるまとまり"であり、「写像(mapping)」とは、二つの集合がある時、一方の集合の各要素に対して、もう一方の集合のただ一つの要素を対応付ける"規則"や"関係"のこと。この規則や関係を「f」とか記号に置き換えて表す。二つの集合間の写像であれば、さほど難しくない。集合と写像は"トポロジー"を構成する基本の要素。

Struo-stationeryは前サイトからのトポロジーで出来上がった。作り固めたものをぐにゃりと変形させて、別の意図をもって再度組み上げた。使えるツールが自分の能力以上のものになればなるほど、それを受け入れる容器を進化させなくてはならない。分かり易いものから曖昧で複雑な事象まで、脳の中でカタチとして扱う事を可能にするのが"トポロジー"。

少し進んで、"三つの集合"の関係を繋ぐ「合成写像」を"コーヒーを淹れる"という行為で説明してみたい。まずお湯を沸かず→f(x)。コーヒー豆にお湯を注ぐ→g(f(x))。コーヒーを淹れる→h(g(f(x)))となる。

f,g,hは順次行われる写像の、それぞれ異なる規則や関係であり、つまりは合成写像 h(g(f(x))) は、"入力x"というイベントを起点とする連鎖的なプロセスとして考えることができる。この入力xは何らかの刺激xと言い換えることが可能で、このイベントをどう捉えるか。無数にイメージが拡がると思いませんか?