名入れについて | Struo-stationery online
書体選択ありについて
名入れサービスを整備し直しました。今までと大きく変えるので、戸惑うかもしれません。名入れを能動的な行為に変えることを目的としています。書体選択ありの場合は¥1350(税込)。書体選択なしの場合は¥440。これまでも、書体への意識が高いお客様がいる事は感じていましたが、備考欄で言葉でご指定頂く様なかたちになってしまったのは、やりとりを簡略化するために、無料で行うおまかせ色が強かった事情もありました。構想がまとまっていなかったことに起因します。どういう方法が良いか検討を重ね、一つ目線を上げ、歴史のある書体を一から揃えて有償化することにしました。

能動的な名入れ
詳しくはヘッダーの"name service"よりご確認頂けます。名入れを能動的な行為として考え、書体の背景やイメージ情報を出しました。これまで、"名入れ"はどちらかというと商品をご購入頂く際のオプション的な位置付けでしたが、実際の作業工程はかなり慎重に時間をかけて行うもので、様々なリスクを抱えた工程でもありました。最初は催事出店で直接、電気ペンで焼き入れる(即時的な)ところからスタートしましたが、今でも色んな理由で失敗して革を裁断し直すこともあります。何度か試し入れを行って、位置関係も把握して、ようやく本番の様に。 ですが、書体に関してこだわって入れる意味をもう一度考え、書体に関する知識を補いながら、お客様が書体を選ぶ事で書体の文脈に接続できるように心掛け、書体の種類を選びました。この新"名入れサービス"のために新たに書体を購入するプロセスをはさんでいます。
Struo-stationeryとして必要としている書体を良く吟味して、取捨選択を繰り返して、必要な書体を購入し、その中で、お客様にも文脈を知らせながらお選び頂こうという流れになりました。
名入れを行わないお客様、行いたいけど、それほど書体にはこだわらないお客様、書体を選んで名入れを行いたいお客様。三者それぞれに意味が感じられるように整備しています。
レーザーの利点/金属刻印機ではできないこと
一般的には、固定の書体で金属パーツを刻印機にセットして、熱で温めて打つ刻印様式もありますが、仕上がりが味わい深い一方で、欠点があります。私がレーザー機械を使うのは、
- 書体を選ぶ余地があること
- 文字の大きさを商品のサイズに合わせて自在に変えられること
- 不自然な文字の間隔に対して文字詰めを行いやすいこと
- 活字の種類や活字の所持本数にテキスト内容が制限を受けない方式であること
- 上記を踏まえ、フルネームやメッセージの様に長いテキストも入れられること
これらの理由でレーザー機械の利点を感じています。裏を返せば、金属活字をセットする刻印では、これらのどの要素も達成出来ないことを意味します。また、時間の経過によって文字が薄くなったり、消えることがないのも"焼き入れ"の良さです。
自分のために書体を選ぶということ
実際に名入れの文字データを作るのはデザイン行為であるため、どこでその対価を設定するかは課題でもありました。そこで、まずは書体を念入りにリサーチするところから始めました。一方で、実はこれが一番の問題だったのですが、名前を入れるために、書体を選ぶという行為が、どのような意味を持つのかという事に対する視点をまとめたので、「name service」からpdfを参照・ダウンロードしてみてください。
書体選択なしには「Myriad」に加えて、「Minion」と筆記体「Lucida calligraphy Italic」を追加する予定。書体選択ありは、同じ書体でネームタグを追加します。そうすると、書体選択ありと書体選択なしという区分ではなくなってしまいますが、呼称はまた別に考えます。また、現・書体選択ありのラインナップは随時更新します。