1本入魂の万年筆Lサイズ | struo-stationery

1本差しの中でもLサイズは存在感が違います。実際に探されている方も多いですね。吸引式の万年筆特有の大きさで、ペンを想定していません。 吸引式はボトルインクの中にペン先を入れて尾栓を回転させ、胴軸内のピストン機構を使ってインクを吸入する方法です。 コンバーターに比べて多くインクを蓄えることができるメリットがあるため、外寸にも反映されます。このLサイズのケースを造りたくて他のサイズのケースが存在すると言っても過言ではありません。万年筆に馴染みのない頃にはこの微妙なサイズ感を何て表現していいか分からなかったのですが、実際に使用してみると、すこぶる心地良く新しい筆記体験が得られます。モンブランマイスターシュテュック149や、セーラー万年筆・キングプロフィットなど、実用性の塊の様な存在です。
struoの差しペンケースは試作品が机の引き出しの中で4年間を過ごした後、デザインが熟成されてブランド・リニューアルの象徴として展開されました。特にこのLサイズのケースのバランスは一押しです。この蓋付きペン差しシリーズと、それにまつわる情報整備が本丸です。
追記:すでに明らかな模倣品を見かけるようになってますが、この意匠の強さに惹かれての事でしょう。覚えて欲しいのは、全てを真似するか、真似しないかを突き付ける意匠だということです。