変わるサウンドスケープ | Struo-stationery
レザーブランドが音楽を作る→有り。"世界"を作るのに先入観はもはや不要です。説明が出来るのであれば、独自のキャラクターが居てもいい(というか既にいます!)し、Tシャツがあってもいい。
ハンドメイド制作における音楽的趣向を作り手は持っているもので、思い返すと私は制作中にアフロ・ファンクを良く聞いてました。制作と音楽、実は結構関係してるのです。
異常に集中してた時期に、フェラ・クティ、ファンカデリック、スティールパルス、プリンス、カーチスメイフィールド、レイチャールズ、マハヴィシュヌ、スライ・ストーン、JB、ジャンゴラインハルト、ミンガス、マイルス、デュークエリントン、キングクリムゾン、ピンクフロイド、オマー・ロドリゲス・ロペス、DJ KLUSH、YMO、早坂文雄、武満徹、雅楽、DC/PRG、バッハ、ホロヴィッツ、ウータン、ブラックアイピーズ、ステフ・ポケッツ、ジミヘン、ディアンジェロ、BJC、エゴ・ラッピン、コリーヌ・ベイリー・レイ、ロイエアーズ、ゲス極、YOASOBI。挙げだすと切りがないですが、ある時期、自分で好きなことを発見してるんですね。
あと、詩の世界(ex,コンクリートポエトリー)も無用の長物とは思えず、北園克衛とか潜在的に音を抱えているのではないかなと思って手放すのをやめました。
実際の曲名とか楽器とか、Sunoでテキスト情報で要件を定義することを通じてStruo-stationeryに対し、音楽を作るとどうなるか。要素を持ち出して開示していけばいいんです。要素同士を歪せて継ぎ目なく馴染ませて最終的に束ねるというモノ作りのプロセスは結構似ているもの。良い悪い、好き嫌いのジャッジするという比重が高いだけ。音楽制作を通じて他者とコミュニケーションをとっていくSNSであるSunoの在り方、面白いですよね。半永久的にあらゆるジャンルレスな実験が行われる.....凄い事です。
至る所で聞いている音の所在が分からなくなっていくサウンドスケープの未来。聞き覚えのある音が流れたら懐かしさが込み上げてくる。音世界もまた時代の断面を共有していることが感じられます。
私が作るのはあくまでブランドと同期出来る音が条件。質的に納得いったら使おうと思っていましたが、思いのほか良い仕上がりが続くことに。音の"アセンブラー"であることを確信しました。ファンク好きはリズムが7割。何か違うと思ったらリミックスするとしっくり来たり。他人の曲を自分だったらもっとこうするってリミックスしたり。
演奏力は関係ないので、イメージと言語化能力さえあれば、プロとアマチュアの垣根はありません。音源を掘る人がDJをする様なものです。当面自分のトラックだけでも満足できるぐらいになったので、次の展開を考えます。