原点 (0,0) | Struo-break








ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンのグリッドシステムに触れて、「これは」という思いに駆られる。そこそこ影響受けたモホリ・ナギなどのバウハウス系の教授陣の書籍は売ってしまったのに、なぜブロックマンに行き着いたかと言えば名入れに使う書体への関心がきっかけだと思う。スイス派の巨匠で、グリッドシステム自体は充分知られたものだから、今更感はあったのだけど、Struo-stationery自体が、グリッドシステムと同位相かもしれないと思う様になった。

紙面を一定の比率で余白を考慮しながら規則性を持つ線を引き、区画や間隔を作ってから、それを補助線に見立て、画像やテキスト、線などの要素を配置する様な紙面の構成方法として考えられるが、実は概念の事で、方法としてかなり類似している。しかし、最も大きな差異は、原点の持ち方にあると思う。意識していたのは原点の強度。あまりにノイズのある原点ではマッピングして"座標(x,y)"をもつ事が意味を成さなくなってしまうし、透明感とユニークさを丁度良く兼ね備えたアイテムであることが前提となる。Struo-stationeryの商品は、前後左右を比較しないと、アイテムの特性が判断できない。つまり座標化(x,y)できない。
繰り返しになるけど、差しペンケースの原点は3本用の蓋なしタイプ。これを起点に蓋付きモデルや本数違いが生まれている。(妙な模造品はこのあたりが良く分かっていない。) 原型は、2017年くらいから制作しているので、お客様が使われていた商品を見ると、実に工夫して使って頂いたのが分かる。当時はまだ仕様が分岐することがなかったから、太さ的にはSM~MSサイズくらい。長さが問題になる時はうまくペン側のクリップを使って頂いていた。
そして、最近お客様に商品を収めた時に、裏側のジョッター機能に一番共感してくださったのですが、背面のポケットの高さが1センチくらい高くて名刺を挟んだ時に干渉していて、要望もあって商品を作り直して収め直しました。背面上部は最初からはっきり名刺サイズと謳ったわけではなく、対象にしていたのはポストイットだったんですね。だけど、お客様の方が明確に意識されていて、答えを持っていた。スペースの制約があるので、ポケットにクレジットカードやパスモを入れた時は1センチ分多く露出する事とどちらを優先するかという判断。考えが逡巡した結果、ジョッター機能を強調する方が良いように思えた。お客様の方が答えを持っているというケースは結構あって、それを選択肢に用意するっていう方針ではある。

※Google検索に~%割引みたいに表示される事があるのは完全に誤りです。検索エンジンの自動化表示の影響でしょう。割引になるような事実はありません。改良して仕様をアップデートさせたり、SKU管理項目の選択肢の設定を変える事があるので(例:Dカン,ネックストラップ等)、おそらくはその影響ですので、ご注意ください。