クラシック音楽 | Struo-stationery

クラシック音楽に人生で一番はまっている。個人的に敬愛するミュージシャンは大人になると音楽を捨ててしまうと言っていたけれど、大人にとっての音楽は全然必要なもので、改めて接種してるものだなと思う。
ピンク・フロイドのあの曲のギターの音色が衝動的に聞きたいなーとか、ないと思うけど、実際あるのです。音が作り出す空間を想起している。完全に音色を食べている様なもので、"人間は脳で食べている"という新書もありました。(かたちを捉えるなら、まずは脳からなんて考えは、25年前はマイノリティだったと記憶しています。)人間が"言葉"を食べているのは間違いなく、ECの流れを見ていれば、共通認識とも言える。なので、間違いなく音を食べるくらいの感受性はあるんです。
手で触れるわけではないけれど、誰のためでもなく、自分のために摂るものだから、確実に身体や意識が変化するものを好みます。"集中"の貴重性を感じる中、クラシック音楽の治癒的な効能は見逃せないし、環境音楽系のyoutubeチャンネルも豊富で人気ですよね。人間の集中力やパフォーマンスを左右する力があるので、ショップ空間、セレモニー、運動会、掃除の時間、病院の待合室で流れているのも必然性があると思います。TVはもう全くダメで、酒を飲まなくなったのも変化の一部です。
20代では必要なかったし、自分に接遇する情報が増えすぎたからこそ、クラシック音楽にカーソルが合って、中でも自分の好みがあることに気付きました。バッハやモーツァルト、ショパンなどは当然好きだし、ラヴェル、リスト、ラフマニノフ、ブラームス、ドヴォルザーク、ドビュッシー、フンメル、サティもいい。タイミング的には噛み合わせの良さを感じる今が良かったのだろうなと思います。