予測デザイン | Struo-stationery

"万年筆ケース"になぜか「立てるペンケース」や「ドログラペンケース」もヒットするので、この際万年筆を入れても良いようにオプションを考えます。こういった偶然を取り入れるのも一つのセオリー。すでに「ドログラペンケース」や「立てるペンケース」をお持ちの方が万年筆の収納にも使えるようになったら良いですね。仕切り付きの中身だけ、ご購入頂くイメージです。
私は個人的に後から機能を付け足したい方で、気負って最初に全てのスペックを揃えるのは、金額的にお得だとしても気持ちの上でリスクを感じる方です。
お客様がすでに持っているケースに、当ショップの差しペンケースを入れるオーダーを頂いたのも一つの契機でした。

また、バッグとペンケースの関係を見直した上で、もう一度バッグは展開する予定。結果的にモノが入る事と、予め入ることを想定した後に入る事の間にはクオリティに差があると思います。

ドログラペンケースは結構真面目に"鉛筆入ります"ってところからスタートして出来ています。それは学生のストーリーを受け入れて表現した結果。そのためにケースが若干長めに感じるような設計になるのは妥当でした。

レザーアイテムと中身の関係でアイテム側に変化があるのだから、アイテムとアイテムなら相互作用があっていいかなと思うところ。造りがシンプルになったり、1個入れても他のモノが入るようにしっかりスペースがあったり。実際の使い勝手が良い様に設計したいと考えます。

万年筆と定規を一緒に持つか、いや持たない。このように、事実として入る事と実際に使われるストーリーに乖離がある場合が多いと思います。例えば、万年筆を一部屋のペンケースでごつごつ当たってしまう様に収納するはずはないし、ちょっといいペンだと塗装の剥がれが普通に起きるから、まずそういう入れ方はしない。入れるとしたら、プラやアクリル軸だし、擦れても多少凹んでもと気にしないと思える筆記具に限定されます。
"予測デザイン"ってワードは25年前の学生時代のカリキュラムの名前で、造語のように聞こえますが、議論しがいのあるワードですよね。