革の万年筆ケース・色の扱い

昨季はカラーを整理しようとビジネスカラーにフォーカスした。ひとまずキャメル・ネイビー・ブラック。色々な要因があるけど、商品造りを変えて時間も手間も惜しまず共革で作り、今後はむしろカラーは拡張しようと思っている。たかがカラー、されどカラーで、各々の色が別々のニーズに紐づいてるし、自分には実現するスキルも体系も十分ある。

細かい仕様変更を繰り返すのはいつもの事で、ロールペンケースの革紐を共革2枚合わせに変更。グレーとかイレギュラーな色にも対応できるし、製品の印象も安定する。栃木レザーとか、イタリアンレザーとか、すっきりと謳える方が良い。

段々と厚い革を必要としない方向に向かってきた。店舗のコンセプトの兼ね合いもあるし、メイン商品もロールペンケースや差しペンケースの類に変わってきた。年を追うごとに厚い革から離れていくけど、最初から薄くすれば良かったとか、そんな単純なものではない。お客様への提供物をバリューアップさせながら、考え方やスキルを手元でアップデートして来た。