生命のゆらぎ | Struo-break

大学病院にも慣れ、「動的平衡」を"経験"を通じて感じる機会が増えた。時間は不可逆的であり、エントロピーが増大していく中で、私たちは物事を計画したり、整理整頓したり、秩序立てたり、捨てたり、掃除したりすることで、何とか進行を遅らせ、時間を味方に付けようと画策している。と思えば、周囲の空気を整え、面倒な事態に対処する事にも、意味を感じる様になってくる。エアコンの故障も、換気扇の異音も、車の破損も、病の進行も。
「世界を分けても分からない」には、幾何学的に美しい文章を構成する、須賀敦子さんが紹介される。インクラビリ(不可逆的崩壊)という名の橋を描写する彼女に自分を重ね合わせる福岡伸一さんは、須賀さんと同じ様に、時が満ちるのを待ってみたかったという。積み上げた「認知の履歴」があるからこそ、辿り着ける考え方があるという一節には、同意しかない。既に、私は新しいシステム論の萌芽を感じているので、必ず提示します。
幾何学。今迄何度か出くわしてきたが、このロゴタイプ程、時に導かれて生まれたものはなかったかもしれない。今の思考を体現してる。公理系に躓いたからって、数学に苦手意識なんて持つ必要など全くなかった。あれは、図形同士や直線や点の特殊な関係性が生じた時点での、"場"の意味や特性や規則性について、数字と記号を使って記述しているに過ぎないと考えればよかったのだろう。
直径15mm程度の金具の頭を計画。要素はマークだけになり、縮小すると、金具の凹凸を意識する。マークの切り込み部分をこれ様に修正。大元のSTRUOのマークはマイクロサイズになっても視認性の良さがありましたが、こちらの方が拡大時と縮小時で変更をかけています。